足場の高さ基準の定義とは??墜落リスクを軽減するための方法をご紹介!!
工事に使用される足場の高さに基準があることを知っていますか。
足場は高い場所の工事をしていく上で重要なものです。
もし、足場がなければ不慮の事故を引き起こしてしまうかもしれません。
そこで今回は、足場の高さ基準の定義と墜落リスクを軽減するためポイントを紹介します。
□足場の高さ基準の定義とは??
まず足場の高さは、地盤面から足場の構造上重要な部分の高さまでを意味しています。
具体的に言えば、作業床が足場の最上層に設置されている場合、地盤面から最上層の作業床までが足場の高さになります。
作業床がどこになるのかによって足場の高さが変わってきます。
例えば、枠組足場の場合、最上層が作業床であれば、最上層の建枠の上層までの高さになりますし、単管足場であれば、作業床の再醸造の水平財までの高さになります。
作業床の位置や足場の種類によって変わってきますので、事前に確認しておくようにしましょう。
□墜落リスクを軽減するために
安全に作業を進めていくために、様々な基準が設置されています。
まず、高さ2メートル以上の足場で作業を行うときには、作業床を設置しなければなりません。
一側足場と呼ばれる足場は除きます。
高さ2メートルを超えると、床材幅40センチメートル以上、隙間3センチメートル以下、高さ75センチメートル以上の手すりの設置が義務付けられています。
2メートルなら必要ないのではと思われるかもしれませんが、作業中建材などを運んでいれば2メートルでも事故の危険性はあります。
少しでも作業者の墜落の危険性が予測される場所には、囲いや手すりなどを設けることが必要です。
手すりを設置することが難しいときや臨時で囲いを取り外す時には、防網を張るといった安全対策を講じる必要性があります。
このように、安全対策のためのルールを明確に設けていくことで、不慮の事故を未然に防ぐことに繋がります。
しかし、手すりや囲いが多くなれば作業に必要な資材が多くなり、コストがかさんでしまいます。
出来るだけ費用を抑えたい方にとっては悩む場所になるかもしれません。
それでも安全の確保をしておくことは命を守る上で重要なことです。
適切な高さの手すりを必要な分設置することで、会社側が労災で訴訟を起こされるといった最悪の事態を防ぎ、作業者が安心して作業に取り組めるようにしていきましょう。
□まとめ
工事をしていく上で、作業者の安全を守ることは重要なことです。
もし、安全措置が取られていなければ、不慮の事故が発生してしまうかもしれません。
不慮の事故の被害者は作業者かもしれませんし、たまたま近くを歩いていた人かもしれません。
安全に安心して作業を行えるように十分な準備をするようにしましょう。