足場特別教育とは?資格取得までの道のみを解説します!
足場の組み立てや解体に従事するためには、資格が必要となります。
対象となる業務に従事している方は安全に作業を行うために、足場特別教育を受講する義務があります。
今回は、足場の組み立てや解体に必要な資格である足場特別教育と資格取得までの流れについて解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
□足場特別教育とは?
足場特別教育とは、足場の組み立てや解体に従事する方に向けた講習です。
足場は、建設工事や高所作業には欠かせない作業設備です。
足場の組み立て作業では、適切な部材を使用すること、基準に合った足場の組み立てをすること、作業時には安全対策を図ることが重要となります。
しかし、現場では足場からの墜落事故、組み立ての不備による足場の倒壊災害などが多く発生しています。
そこでこのような事故の防止を強化するために、足場の組み立てを行う労働者に対して、事業者が特別教育を実施することが義務付けられています。
□資格取得までの流れを解説します!
足場特別教育の講習にかかる時間は、現在も足場作業に従事しているのかどうかによって異なってきます。
平成27年7月1日時点で従事されている方は3時間、一方でこれから従事し始める方は6時間の講習が必要となります。
受講内容は変わりませんが、科目によって受講時間に差があります。
受講内容は以下のとおりです。
1.足場及び作業の方法に関する知識
2.工事用設備、機械、器具、作業環境等に関する知識
3.労働災害の防止に関する知識
4.関係法令
全ての科目を受講し終了証を受け取ることで、資格を取得できます。
3時間の短縮講習を受ける場合には事業者の経験証明が必要となるため、準備しておきましょう。
受講費用は、3時間で約7000円、6時間で約10,000円が相場です。
ただし、開催される期間によって費用は前後するため確認しておきましょう。
建設労働者確保育成助成金の対象であり、条件を満たす企業に勤務している場合には、申請を行うことで助成金を受けられます。
18歳未満でも受講可能ですが、実務には就けないため注意しておきましょう。
□まとめ
足場特別教育は、足場が原因となる労働災害の防止を目的としています。
事故を起こさないためにも、しっかりと受講しておくことが大切です。
足場作業に従事されている方は3時間、未経験の方は6時間と、講習時間と受講費用が異なるため、注意しておきましょう。
また、条件を満たす場合には助成金を受け取れるため、忘れずに申請しておきましょう。