足場解体の手順を知りたい!注意点も併せてご紹介!
足場の解体にはどのような手順があるのでしょうか。
職人さんが手早く行っているため、簡単な作業のように思えてしまいますが、実は多くの気配りをしながら作業しています。
では、一体どのような気配りや注意をしながら作業しているのでしょうか。
そこで今回は、足場解体の手順と注意点を紹介します。
□足場解体工事の手順はこれ!
足場は、手すり・先行手すり・階段・踏板・支柱の順番で解体されます。
足場の解体は危険ですので、安全帯の着用が欠かせません。
まず、手すりは、手すりのたたきをハンマーで叩いて取り外します。
次に、先行手すりは上部をハンマーで叩いて緊結部からくさびを上げて、斜材を1本ずつ取って外すのが正しい手順です。
そして、階段は最上階の手すりを外した後に、金具を上げて取り外しましょう。
階段を外した後に踏板を、下の階から金具を片方ずつ挙げて外します。
最後に、踏板をかけていた手すりを外し、支柱を外せば解体終了です。
このように、上層部から順番に取り外しの作業をしていきます。
□足場解体の注意点とは?
足場の解体の時に注意するべきことは、大きく分けて4つあります。
1つ目は、「足場の組み立て等作業従事者特別教育」を修了している者が作業を行うことです。
上述したように、足場の解体は危険が伴いますので、特別教育を修了している者でないと工事を行うことができません。
依頼する時には、資格を得ているのかどうかを確認しておくと安心ですね。
2つ目は、足場の周辺に物が落ちていないか確認することです。
足場の上や下など周辺に物が落ちていると事故につながります。
例えば、足場の上に物が落ちていると、作業者がつまずいたり転倒したりすることに繋がりますので、周辺には気を配りましょう。
3つ目は、足場の周辺に人がいないか確認することです。
万が一部材が落下した時のことを考えて、人や物に当たってしまわないように、作業前の周辺確認が欠かせません。
そして、工事中の場所にはむやみに近づかないようにしましょう。
4つ目は、解体した部材に破損やへこみがないかを確認することです。
次の足場で同じ部材を使う場合、破損やへこみがあると、工事に支障をきたします。
破損やへこみがないかどうかをしっかり確認しておきましょう。
□まとめ
足場解体には資格が必要であるため、作業に慣れた職人さんが行いますが、安全を考慮することを忘れてはいけません。
重たい部材を組み合わせて、足場を作っていますので、落下してしまうと、大きな事故につながります。
周囲に気を配ることを忘れずに、丁寧な作業を行っていきましょう。