足場の名称が覚えられない方必見!種類と特徴を解説します!
街中の工事現場では、必ず足場が設置されていますよね。
足場は、高所で作業を行う作業員のために組み立てられた構造物です。
実はそんな足場には、いくつかの種類があります。
今回は、よく使用されている足場と足場の種類について解説します。
□よく使用される足場の名称をご紹介!
足場の種類について、代表的なものを紹介します。
・単管足場
単管をつないで組み立てた足場です。
単管とは鉄パイプのことをし、作業員はこの鉄パイプのうえで作業を行います。
安全面では、少し危険な足場ともいわれています。
多くの部材によって組み建てられるため時間がかかりますが、比較的安価で自由度が高いです。
また、狭いスペースにも設置できるため、密集地での塗装工事ではよく使用されています。
・くさび式足場
ハンマーを使用して金具を打ち込むことで部材をつないで組み立てます。
低層から中層の建物の工事で使用されることが多いですが、使用範囲が広がっており、短期間の工事の場合は高層の現場でも使用されています。
耐久性が高く、コストパフォーマンスにも優れているといわれています。
しかし、設置場所にはスペースを必要とするため、狭い場所には設置できません。
・枠組み足場
最も一般的な足場であり、よく使用されています。
45メートルまでの高層建築物にも使用できる安全性の高い足場です。
ただし、大掛かりな足場であるため、設置場所では十分なスペースを確保する必要があります。
・吊り足場
吊り足場は、上から作業床を吊り下げて足場を作ります。
地面に足場を設置できない工事現場で使用されることが多いです。
上から吊り下げるので、事故のリスクを回避するために設置作業は慎重に行う必要があります。
□足場の種類を解説します!
足場の種類は以下の2種類に分かれています。
1.組み立て足場
パイプや丸太などを使用して組み立てる足場
2.吊り足場
屋上や梁などから吊り下げる足場
現在は安全面を考慮して、鉄製のパイプが使われることが多いです。
低層住宅の現場以外では、丸太足場はほとんど使用されなくなってきました。
先ほどご紹介した単管足場、枠組み足場、くさび式足場は組み立て足場に該当します。
□まとめ
工事の内容に応じて、様々な足場があります。
足場は大きく組み立て足場と吊り足場に分けられています。
作業員の安全を確保するためには、欠かせない足場。
足場の仕上がりが安全性や建物の仕上がりを左右するといってもよいでしょう。