雨の日も足場解体を行う??メリットとデメリットを紹介します!
雨の日に、工事が行われているのを見たことがある方は多いですよね。
足場の工事は危険が伴うと言われているにもかかわらず、なぜ雨の日にも工事を行うのでしょうか。
そして、雨の日の足場組立・解体をするかどうかは誰が決めるのか、気になる方も多いでしょう。
そこで今回は、足場の組立・解体をだれが決めるのか、雨の日に足場の工事をするメリットとデメリットを紹介します。
□雨の日の足場組立・解体はだれが決める?
雨の日に、足場組立と解体を行うかどうかは、現場責任者の判断によって決められます。
例えば、梅雨の時期は雨が続きやすいため、多少の雨で仕事をストップしてしまうと、工期に間に合わなくなってしまうからです。
カッパを着用しながらの作業は視界が狭くなるため、危険度は高まります。
しかし、工期が遅れてしまうと、取引先との信頼関係が崩れてしまいかねません。
そのため、雨の強さにもよりますが、多少の危険は承知の上で作業を行う場合がほとんどです。
労働安全衛生法によると、1回の降雨量が50ミリメートルを超える場合は、足場工事をしてはいけないとされています。
降雨量50ミリメートルというと、傘を差した状態で、全身がずぶ濡れになってしまうほどです。
つまり、降雨量が相当多い場合を除き、雨の中工事をするかどうかは現場責任者の判断に委ねられます。
□雨の日の足場作業のメリットとデメリット
雨の日に足場の解体工事を行うと、スケージュール通りに作業を進めることができます。
雨のたびに工事を中止にしてしまうと工期が延びて、追加の料金が取られてしまう可能性もあるため、多少の雨の場合には足場工事を行うことが多いです。
しかし、雨の日に作業を行ってしまうと、通常の足場工事よりも危険度が増します。
なぜならば、作業床が濡れてしまう分、滑りやすくなってしまうからです。
足場の重い部品を取り付けたり外したりしますので、落下しないように注意しなければなりません。
また、土がどろどろになってしまうので、足が汚れやすくなり、泥が周辺に飛び散ってしまいます。
隣家との距離が狭い住宅では、トラブルの元になってしまいますので、土の上にブルーシートを敷くなどの工夫を行っていきましょう。
□まとめ
雨の日の足場工事は晴れている日に比べて、事故やトラブルが起きやすくなります。
工期を守ることも大切ですが、作業員の安全性や周囲の環境を考慮することを忘れないようにしましょう。
そして、雨の日の工事は現場責任者が決めますので、打ち合わせの時に雨の日に工事を行うのかを確認し、工期が延びることによる追加料金の有無について確認しておきましょう。